2016.10.30 楽曲「とやまの木で家つくるかい!?」で県産材を熱くPRしました!

 

5月のアースデイとやまに始まり、木製品に触れる「ウッディカフェ」や伐採見学など、さまざまな趣向を凝らして展開してきた催しは、10月30日、富山市総曲輪のグランドプラザで行われた「ウッディとやま2016」のステージイベントでゴールを迎えました。会場では「とやまの木で家をつくる会」のオリジナルソング「とやまの木で家つくるかい!?」が披露され、モノづくりの出展もずらり。来場者の皆さんは木のぬくもりに触れる楽しさをあらためて実感しました。

 

開会では声楽家の森内ゆう子さんが「とやまの木で家つくるかい!?」、富山のご当地アイドル「ビエノロッシ」がダンスと歌、森内さんとミュージカルカンパニーWOZが楽しいステージを披露しました。「とやまの木で家をつくる会」のオリジナルアニメ「スギオ」も上映され、「とやまの木で家つくるかい!?」を会場にいる全員が大合唱しながら踊る場面も。木の香りに包まれたグランドプラザ内で、富山の木を活用することの意義に理解を深めました。

 

富山県は「木育推進事業」として県内の幼稚園・保育園の園児のデザインによる遊具を親子の協力により製作・設置する「県産材こどもの城づくり事業」を進めており、この日は同事業の引渡式が行われ、富山聖マリア、みずはし、ちゅうりっぷの3保育園へ目録が手渡されました。

 

 会場では木のスプーンやナイフ、蒔絵のペンダントなどの小物を手作りしたり、杉の木のステージを素足で体験したりするなど、さまざまな体験コーナーが設けられ、親子連れが気を使った遊びや工作を楽しみました。このほか、木製の家具や文具、雑貨などの販売、木の家に関する住宅の相談、黒文字茶のふるまい、占い、ハンドリフレクソロジーなどが行われました。

出演者・出展者らのコメント

開田勝巳さん(北丸木工所):木象眼による工芸品を手掛けています。サンプルを見てください。ひと口に木といっても、香りや重さ、手触りなどが違うでしょう。日光によって発色する木材もあります。建築や工芸に興味を抱いてほしいです。

 

南部進さん(南部建具店):廃材を活用し、木工品を作っています。木材を泥の中に2年ほど入れておくと独特の色や風合いが出るなど、加工次第で面白いものが生まれます。ちょっと工夫するといろんな変化が楽しめるのが、木の特徴ですね。

 

小野沢維有創さん(小野沢家具店):家具によく使われる桐は、植樹して20年ほどたつと使うことができる。だから「娘が生まれると桐を植えよ」と言ったものです。日本人の生活文化と樹木は密接な関係があることを知っていただきたいと思います。

 

森内ゆう子さん:富山の木や里山がどうなっているのか、今まで全く知りませんでした。「とやまの木で家つくるかい!?」を歌う機会を通じて学び、自然と人間の調和について考えるようになりました。歌う時にもそんな思いを大切にしています。

 

安田信夫さん(頼成工務店): 少人数の参加型イベントを積み重ね、最後に大きな会場で事業を終えるという方法は、効果的だったように思います。一過性の大イベントでなく、じっくりと気に触れてもらう時間を皆様に楽しんでいただけたのではないでしょうか?

 

参加者の声

・毎年、このイベントを楽しみにしています。これからもいろんなアイデアで「富山の木」に触れる機会を提供してほしいと思います。

・組子細工の体験に参加し、抽選で木製食器が当たったのでグランドプラザにうかがいました。ステージを見て、占いをしてもらい、いろいろ楽しみました。

・スプーン、フォーク、杉のスタンプによるエコバッグづくりなど、いろいろ興味深い内容でした。子どもは真剣に取り組んでいましたよ。

・女の子2人は蒔絵のペンダントを作りました。名前と魚津市のゆるキャラを描き、革ひもを通してもらって、首から下げて大満足です。

・オリジナルソング「とやまの木で家つくるかい!?」のCDをいただきました。覚えやすい歌ですね。耳に残る感じ。ジャケットもかわいいです。

2016.9.23 お寺でヨガとプチ座禅、心穏やかにコーヒーと焼き菓子も楽しみました。

 第6回ウッディカフェ2016は9月23日、富山市蜷川にある最勝寺で開催され、参加者35人がヨガと“プチ座禅”で日ごろのストレスから解放されて心と体をリフレッシュしました。

 最勝寺は鎌倉時代に建立され、820年の歴史を誇る古刹です。本堂は天井が高く、物議や仏像が並んでおり、厳かな空間に身を置くと、落ち着いた気持ちになります。

 参加者は、はじめに同寺で教室を開催している谷内桂さんの指導でヨガを体験しました。体をゆっくりと伸ばし、呼吸法にはこだわらず簡単なポーズを中心に約40分間。初心者や高齢者も無理なく、体のコリやむくみを解消し、すっきりとした気分になりました。

 続いて和尚の谷内良徹さんによる手ほどきで約10分間、座禅に臨みました。あぐらをかいて両ひざとお尻の3点でバランスの取れた姿勢をつくり、両手を組んで半眼になります。「浮かんだ思いを追いかけないこと」を意識しました。

 心と体がすっきりした後は「MicT(ミクト)」のコーヒーと焼き菓子を味わい、「とやまの木で家をつくる会」のオリジナルソング「とやまの木で家をつくるかい!?」を合唱、和やかな時間を過ごしました。

 催しでは、「とやまの木で家をつくる会」の会長である頼成工務店の安田信夫さんが、富山県内の林業や木の癒し効果について紹介しました。

 

講師らのコメント

谷内桂さん:ヨガのポーズを取るときは、背筋を伸ばして胸を開くことを意識してください。できるポーズもあれば、なかなか思った通りに体が動かないこともあるでしょう。しかし、周りの人と比べず、今の自分を受け入れ、自分のペースで少しずつできる範囲で続けることが大切です。 

 

谷内良徹さん:座禅をしていて浮かんだ「思い」は追いかけず、かといって無理に打ち消さず、心のありようを観察するようにしてみてください。過去の恨みや将来の不安をいったん手放すことでストレスが軽減されるはずです。座禅特有の安定した姿勢は、怒りを和らげてくれることでしょう。

 

安田信夫さん:富山県の面積のうち、67%が森林です。中でも終戦後に植えられた人工林が使われず、手入れされないままになっていることが課題です。私たちは「定期的に植えた木を、年月が経てば切って使いましょう」と呼びかけています。木を使うことで森林を守ることができます。

 

舘森いずみさん:本日は、皆様お好みのコーヒーに、ココアクッキーとビスコッティーを添えて味わっていただきました。「MicT」では高品質のスペシャルティーコーヒーを販売、カフェスペースでゆったりとした時間を過ごしていただいていますので、ぜひ店の方にも足を運んでください。

 

参加者の声

・座禅では心が落ち着く感じがしました。

・木造建築の最勝寺の落ち着いた空間に身を置いたことで、自分の中にたまったものを整理できた気がします。

・ヨガでは汗をかき、座禅は心が静まりました。家でも続けます。

・カプチーノはかわいいアートが素敵でした。

・自分の心と向き合ういい時間でした。コーヒーにも癒されました。

・スタジオで経験するヨガより、空気が澄んでいる気がしました。先生も素敵でした。

2016.8.27 ウッドライフセミナー2016 in 氷見市海浜植物園
​恐竜クレーンの伐採見学と木の箱、箸づくり、積み木遊び、夏休みの一日を楽しく過ごしました。

 すぐ目の前にきれいな松林、その向こうに海が広がる、氷見市海浜植物園に9時に集合後、みんなでバスに乗って氷見の里山に向かいました。

バスのなかでは「とやまの木で家をつくるアニメ スギオ」が上映され、とやまのスギの木が人間の女性に恋をする物語に感動しつつ、現地に到着。

みんなでヘルメットをかぶって、恐竜クレーン(ハーベスター)の説明を受けて、長さ約30メートル級の大きな杉の木が倒されるところを見学しました。

 植物園に戻ってからはおにぎりと無農薬野菜のサラダをいただき、セミナー講師から木のお話、森の幼稚園のお話などを聴きました。

​ セミナーの後は木工作の時間です。講師の丸谷さんの説明をきいて、杉の木の箱と箸を作りました。

2016.7.30 ウッディカフェ in 木楽(頼成工務店)
桜と黒文字のウッドチップで薫製、おいしくできました!

 第5回ウッディカフェ2016は7月30日、富山市山田小谷にある頼成工務店の森のコテージ「木楽」で開催され、参加者21人が桜と黒文字のウッドチップを使って薫製(くんせい)を作りました。身近な道具を工夫して肉やチーズなどの食材をいぶすことで、独特の風味と味わいを楽しみ、和やかな時間を過ごしました。

 

「風の薫り」を主宰する浅野恭子さんが指導にあたりました。浅野さんは、段ボール箱をリサイクルした薫製器による「温薫(おんくん)」と、なべを使い80度以上に熱しながらいぶす「熱薫(ねつくん)」を実演、素材を冷やしながら煙で香りをつける「冷薫(れいくん)」という方法があることも紹介しました。

 

続いて参加者は4つのグループに分かれ、なべと桜、黒文字のウッドチップを使ってミックスナッツやドライフルーツ、ゆで卵、鶏肉などの薫製を作りました。大まかな手順は次の通りです。

 

①鍋の本体とふたの内側をアルミ箔で覆います。こうすると汚れが付きません。

②鍋の底にウッドチップを一つかみ程度入れます。

③丸い形の焼き網か、正方形の網の角を曲げたものを用意し②の上に置きます。

④③の上に食材を置いてふたを閉め、ガスコンロにかけて強火で5分、中火で5分ほど加熱します。

【ポイント】

・鍋がとても熱くなるので、やけどに注意。

・食材の表面にオリーブオイルを塗るとぱさぱさになりません。鶏肉は下味をつけ、オリーブオイルを塗って30分以上置いてから調理してください。

・ウッドチップにザラメ砂糖を混ぜると食材に照りが出ます。

 

 ランチでは、段ボール箱の中で薫製してあったチーズ、白みそ、砂肝、黒部名水ポークのバラ肉・肩ロースと、参加者の皆さんが作った鶏肉、卵、ナッツとドライフルーツなどの薫製を味わいました。薫製で最もよく用いられる桜のウッドチップはオーソドックスな味わいになり、黒文字は薫り高く仕上がるなど、違いを楽しみました。

 

催しでは、とやまの木で家をつくる会」の会長である頼成工務店の安田信夫さんが、富山県内の林業や富山県産材を生かして建てた「木楽」について紹介しました。

 

講師らのコメント

浅野恭子さん:段ボール箱をリサイクルした薫製器は、適当な高さに金串を刺し通して、金属製のフックに網をかけて使ってださい。上から開けて食材を入れ、一方の側面の下4分の1ほどを開閉できるようにしてウッドチップを出し入れすれば便利です。簡単なつくりですが20回ぐらい使えますよ。いろんな木でお試しください。紅茶の出し殻などもいい風味が付きます。

 

安田信夫さん:富山の林業は、輸入木材が入ってきたため、ダメになった時期がありました。県内に木を植え、年月が経てば切って使う……このサイクルを守っていくことが林業にとっても、森林環境にとっても必要です。「木楽」にはテレビがなく、自然の中でゆったり過ごしていただく施設です。一般の方に利用費をいただいて貸し出しもしていますので、日中、夜間の宿泊ともご利用ください。

 

参加者の声

・燻製作りは、思いのほか、簡単。短い時間で済むのに驚きでした。

・家でもスモーク、やってみます。

・木の建物のぬくもりの中で、とても気持ちよく過ごせました。

・木を植え、使うことで、二酸化炭素を吸収してくれる。また、県産材を使えば輸送の排気ガスも出ない……。なるほど、本当にエコだと思いました。

・託児付きのイベントだったこと、ありがたかったです。

2016.7.23 ウッディカフェ in パン工房ブレッド
ウッドベースの響きを聴きながら、バターナイフ作り

 第4回ウッディカフェ2016は7月23日、高岡市にあるパン工房bread(ブレッド)で開催され、参加者26人が富山県産ヒノキを削ってバターナイフを作りました。会場には谷中ひでじさんのウッドベース演奏が響き、昼食は石窯焼きのパンとコーヒーでお腹いっぱいに……。皆さん、大満足の様子でした。

 

 バターナイフ作りは、白山木工製作所の白山輝さんが講師を務めました。レーザーでナイフの形にくりぬいたヒノキを、小刀を使って角を落とした後、紙やすりを使って表面が滑らかになるまで削ります。参加者は持ち手の感触や刃の部分の角度などを工夫しながら、それぞれ手になじむ形に仕上げました。

 

 続いて完成したばかりのバターナイフを使ってbreadのパンとコーヒーを味わいました。いただいたパンは、バラエティーに富んでいます。シェフの堀貞一さんが味の特徴や製法などについて説明しました。

 

《レーズンブレッド(レーズン&シナモン)/セサミブレッド(ゴマ&ごま油)/昆布パン(昆布&しょう油)/カンパーニュレーザンフィン(レーズン&イチジク)/クロワッサン(生地は27折り)/カスタードクリームブレッド》

 

谷中さんはウッドベースが杉、楓、黒檀と部分によって違う木材でできていることなどを紹介、最後は演奏に合わせて、参加者一同で「森のくまさん」を大合唱しました。

 

催しに先立ち、「とやまの木で家をつくる会」のメンバーであるエコーウッド富山代表の米澤尚美さんがあいさつしました。

 

講師らのコメント

白山輝さん:木材の需要と供給という大きなサイクルの中で、消費はなかなか拡大しませんが、小さなことから変えていくことが大切です。木を削る時は、立ち上がって机に材料を当てて固定すると、安全です。バターナイフは洗剤で洗ったら、オリーブオイルなどを塗っておくといいですよ。

谷中ひでじさん:昔は金管楽器のチューバがベースであり、それに対して木製の弦楽器を「ウッドベース」と呼ぶようになりました。正式名はコントラバスです。私の楽器は100年ぐらい前に作られたものです。前面は響かせるために杉を使い、側面と後ろが楓、指板は黒檀を使っています。

米澤尚美さん:20年ほど前、県内の林業が全国でワーストを争っていました。富山県は高低差が大きく、港湾が発達した地形であることが原因です。その時代に植えた苗木が大きくなり、ようやく使えるようになりました。木を切ることがダメなのではなく、県産材を使うことこそ自然保護なのです。

 

参加者の声

・お店の雰囲気にあった催しでした。

・バターナイフ作り、もう1時間欲しかった! 使うのが楽しみです。

・県産材を使った家・家具のニーズがもっと高まるよう、応援していきたいです。

・県産材を使って家を建てました。そんな人がもっと、増えるといいですね。

・林業の現状は厳しいと知りました。

・手作りのバターナイフ、愛着がわきそうです。

参加者はスタッフを入れて25名。今回も定員オーバー気味で大いに盛り上がりました!

結構遠い道のりの方もいらっしゃったと思います。

​本当に、ありがとうございました。

2016.7.14 ウッディカフェ in 季風の家(オダニホーム)
富山県産材の家でのんびり、香りとマッサージで癒し

 第3回ウッディカフェ2016は7月14日、魚津市にあるオダニホームのモデルハウス「季風の家」で開催され、参加者10人がマッサージオイルづくりを楽しみました。会場は木と果実の香りに包まれ、参加者は爽やかさと癒しを感じ取ったようです。

 

 マッサージオイルづくりは、舟橋村の自宅などで「アロマルーム“ルポ”」を主宰する岡本真紀さんが講師を務めました。参加者はヒノキ、スギ、あすなろ、小夏、だいだいの中から好きな精油を選び、米ぬかオイルに混ぜてオリジナルのオイルを完成させました。精油にはそれぞれ、次のような効能があるそうです。

 

《ヒノキの葉……高揚感、エイジングケア/ヒノキの幹……落ち着き感、リラックス/杉……森林浴効果、ストレスを感じている時、リラックス、高血圧、安眠/あすなろ……心を落ち着かせる、ストレス緩和、不眠症、防虫、ニキビ、水虫/小夏……夏バテ、気持ちを切り替えたい時、リフレッシュ、集中して頑張りたい時/だいだい……元気を出したい時、消化器系の不調、むくみ、デトックス、責任感の強い人》

 

続いて参加者同士で、できたばかりのマッサージオイルを使ってハンドマッサージを体験しました。岡本さんの解説で、手と全身がどのようにつながっているか、ツボを刺激することで得られる効果などを学びました。

 

最後は白樺のコーディアルという飲料を味わいながら歓談、香りやぬくもり、風合いなど、五感で木の魅力に触れました。

 

催しでは、「とやまの木で家をつくる会」のメンバーであるオダニホームの尾谷清光さん、頼成工務店の安田信夫さんがあいさつしました。

 

参加者の声

・木について学ぶ機会がほとんどないので、興味深い内容でした。

・森の木をしっかり手入れしなくてはいけないと知りました。木も地産地消がいいですね。

・木の家に入ると、外気温が高いはずなのに快適。風通しがよく、爽快でした。

講師らのコメント

岡本真紀さん: 嗅覚からの刺激は脳に直接届くので、思った以上に効果が得られます。アロマバスは、精油を直接、入れると浮かんで刺激が強くなるので、重曹やはちみつ、酒、塩などと混ぜてから湯に加えると安全です。

 

尾谷清光さん:木をふんだんに使った家は、生活臭がつきにくいという利点があります。また、木の香りいっぱいの空気を吸うことで健康にもいい。生活動線が工夫され、収納スペースも十分なので女性にストレスを与えない家といえるでしょう。

 

安田信夫さん:杉の床は、夏にはサラリとし、冬はひんやりしない快適な肌触りです。木をたくさん使った家は湿気が少なく、カビが出にくく、いいことばかり。とりわけ、富山県産材は粘りのある強い木ですよ。

2016.7.4 ウッディカフェ in なやカフェ
「なや」の空間で、黒文字の箸作りに挑戦

 

 第2回ウッディカフェ2016は7月4日、南砺市にある農家の納屋を改装した「なやかふぇ」で開催され、参加者14人が黒文字で箸作りに挑戦、林業や森林の自然環境などに理解を深めました。

 

 黒文字の箸作りは、看板屋であり地元の間伐材を使ったワークショップなどを行っている川田真紀さんが講師を務めました。参加者は好みの黒文字の枝を選び、小刀を使って箸やバターナイフ、楊枝などを仕上げました。黒文字は同じ木でも幹の部分はザラリとし、小枝は黒光りがするなど、風合いが異なります。削ると切り口は独特の滑らかさや、つやが生まれ、手になじむ道具に生まれ変わりました。

 

ランチには地元で採れた夏野菜のカレーなどを味わい、なやかふぇ店主の山瀬悦朗さんがメニューや近隣の自然環境について説明しました。

 

《なやかふぇのランチメニュー:夏野菜の煮込みカレー/サラダ(小松菜、水菜、玉ねぎ)/漬け物(キャベツ、小松菜)/ラム酒につけた干し柿のアイスクリーム/黒文字茶》

 

催しでは、「とやまの木で家をつくる会」のメンバーである池田建築設計事務所の池田道則さん、頼成工務店の安田信夫さんがあいさつしました。

 

参加者の声

・木について学ぶ機会がほとんどないので、興味深い内容でした。

・森の木をしっかり手入れしなくてはいけないと知りました。木も地産地消がいいですね。

講師らのコメント

川田真紀さん:平成20年ごろに城端が豪雨に見舞われ、間伐した残材が流れてきて被害を被ったことがきっかけとなり、木を活用する活動に携わるようになりました。森林を大切にせねばいけないと小学校などいろいろな場所に出向いて啓発しています。

 

山瀬悦朗さん:若い世代の人が山に入らないようになり、森林が荒れはじめました。間伐材を運んだり、加工したりするのに経費が掛かるため、残材となって放置されていることが問題なのです。

 

池田通則さん:森林環境を守ることをお伝えしています。近年増えている熊の被害も、人が山に入らなくなったことが一因だと考えられます。山に無人のエリアが広がり、警戒心のなくなった熊が下りてきているのです。森林は山の畑。資源を活用することこそ大切です。

 

安田信夫さん:われわれは、プラスチック素材など人工のものでなく、木で作ったものを増やすべきです。プラスチックなどは製造段階で二酸化炭素を多く輩出し、逆に樹木は二酸化炭素を吸収してくれます。まきストーブの活用もオススメですよ。

2016.6.26 ウッディカフェ in ラウベ小矢部
木の住まいを体感し、伝統工芸の美に触れ、食を楽しむ

 

第1回ウッディカフェ2016は6月26日、当会のメンバーであるエコーウッド富山さんが管理する里山生活体験施設ラウベ小矢部で開催され、参加者約25人は伝統工芸の組子でコースター作りを体験、木の食器を使って野菜をふんだんに取り入れたランチを味わいました。食事の後はラウベ小矢部内を見て回り、富山県産材を生かした工法などに理解を深めました。

 

 組子のコースター作り体験では、富山市上赤江町に工場がある「タニハタ」の職人、城広明さんの指導で木片を組み合わせ、「親子菱」、「亀甲」などの模様を形づくりました。

 

 ランチの際に使用した木の皿は、材料によって香りや風合いが異なり、軽くて落としても破損しにくいなど利点があります。参加者は温かみのある食器にパンをのせ、優しい味わいの食事を楽しみました。メニューは出張シェフで野菜ソムリエ、オリーブオイルソムリエなどの資格を持つ廣岡結子さん(Yui)が担当しました。

 

《Yuiさんのランチメニュー:ジャガイモの冷たいスープ/チキンロール(イチジク、プルーン、ドライフルーツなどを巻いたもの)/豆腐の塩麹づけ(シソベーゼのせ)/ベジローフ/太キューリ汁/黒米入りご飯/トウモロコシご飯/手作りパン/カボチャペーストとココナッツゼリーのデザート》

 

催しに先立ち、「とやまの木で家をつくる会」の鍋田龍太郎副会長、岸田木材代表の岸田毅さん、エコーウッド富山代表の米澤尚美さんがあいさつしました。

みなさんの声

・竹内優希さん:組子のコースターを作るのは難しくて、何度も失敗したけれど、コツをつかめると楽しいです。

・若林朋子さん:細かい木片に刻まれた凹凸を合わせて組子の形を作るのは、なかなか根気のいる作業です。

・城広明さん:組子は古くは中国から伝わり、日本で高められた技法です。近年は国内外のホテルやレストランなどの装飾としても人気を集めています。

・小沼憲子さん:Yuiさんのランチ、優しい味で、とてもおいしかったです。自然を感じることのできる催しでした。

・鍋田龍太郎さん:森林の手入れが行き届かなくなると木が細り、根が張る範囲が狭まるので土砂崩れなどの原因になります。木を使うことは自然を守り、森の環境がよくなり、海の豊かさにつながります。

・岸田毅さん:前田利常公の時代から氷見が北陸でも有数の林業地帯であり、優秀な大工集団がいたのですよ。

・米澤尚美さん:ペレットストーブは、木材を加工する際に出る木片を有効活用しています。手入れも楽ですよ。

2016.5.15 アースデイ・フェスティバル出店
木の香りを吸い込んで、遊び、つくり、癒される……

 

アースデイ・フェスティバルは2016年5月15日、富山市の県庁前公園で開催され、「とやまの木で家をつくる会」が木の香りに触れる“遊び場”や癒しを提供、木の魅力をアピールしました。今年のアースデイは、伊勢志摩サミットの関係閣僚会合「G7環境相会合」が5月15日から2日間の日程で富山市中心部を会場に開かれるのに合わせて実施されました。

 

かんなくずプールへダイブ!

会場には、ヒバ、スギ、ヒノキのかんなくずで満杯にしたビニール製のプール二つとテントを用意しました。紙のように薄く削られた木くずは、いい香りがし、ふわふわで安全な遊び道具になります。

子どもたちは次から次へとプールに飛び込み、かんなくずを、水しぶきのように舞い上げて、元気に遊びました。南砺市から訪れた小学1年生女児は、プールに全身をうずめて手足をバタバタ。かんなくずに触れて「こちょがしい」「いいにおいがする」とにっこり。“初泳ぎ”の気分を味わっていました。

 

木の香りを身の周りに置いておくサシェ

子どもや女性たちは、「香りのサシェ(におい袋)づくり」にも挑戦しました。綿の小袋に、スタンプや油性ペンで絵や文字をかきます。続いて、ヒノキやヒバのかんなくずを丸めたり小さくちぎって入れ、ひもで縛ったり、糸で縫って小袋の口を閉じて完成させます。

スタンプは、木の葉や木の実、リス、アースデイのマークなどを彫り込んだ手作りの消しゴムはんこ。子どもたちは、気に入ったものを選んで袋に押して模様を描きました。富山市の小学3年生女児は、「いろんなスタンプを押せてうれしかった」と話し、ユニークな形に仕上がったサシェに満足した様子でした。

 

マッサージで両腕の疲れやむくみ解消

ハンドマッサージは舟橋村の自宅などで「アロマルーム“ルポ”」を主宰する岡本真紀さんが担当しました。希望者はスギ、ローズウッド、ヒノキの中から好きなオイルを選び、米ぬかオイルに混ぜて腕に塗ってもらって、約15分間施術を受けました。

両腕のひじから下をじっくり、もみほぐされると、むくみが解消され、筋肉のこわばりが解けて柔らかくなっていきます。岡本さんによると「腕をマッサージするだけで、腰や肩などその人がどこに痛みを抱えているかが分かる。木の香りがするオイルを使うことでリラックス効果もある」とのこと。日々、パソコンを使う人たちにとってハンドマッサージは、癒し効果絶大の様子でした。

 

会場では、6月下旬からスタートする「ウッディカフェ2016」をPRしました。

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